コンビニの24時間営業の実体とは
コンビニの24時間営業の実体は、どうなっているのでしょうか。
24時間営業することで、良いこともあれば、困ったこともあります。
実際、夜中のコンビニ強盗も増えていますが、深夜に働くと言う人はなかなか少なく、深夜は1人勤務というところもあるようです。
このことは、コンビニのみならず、飲食業界にも、関わる問題でしょう。
実際に、夜中に一人で店番というと、様々な不都合が考えられます。
たとえば、夜中に一人で店番しているときに、酔ったお客さんが来る時もありますし、クレーマーが来店ということも考えられなくもないです。
そのような時、困ってしまいます。
昼間であれば、何人かの店員で、抑えられることも、一人だと無理です。
そのような時は、オーナーを呼ぶということも出来るでしょうが、夜中ですから、つかまるかどうかも分からないでしょう。
そういう隙を狙って、強盗が入ってくるという事も、考えられます。
また、未成年の飲酒ということもあります。
コンビニではお酒も売っていますから、年齢確認が必要です。
一人で店番の時に、未成年でないかどうかの確認も時間がかかることがあるでしょう。
そうすると、待たされたということで、クレームが来るということも無きにしも非ずです。
このように、人手不足で深夜営業というのは、限界にきているのです。
これが、24時間営業の実体と言えます。
オーナーのジレンマって?
24時間営業のコンビニのオーナーには、ジレンマがあります。
それは、どのようなものでしょうか。
上記に書きましたように、深夜の時間帯の一人勤務は難しいものです。
しかし、オーナーにとって、頭が痛いのは、人件費の問題でしょう。
深夜勤務の場合は、手当が必要なのです。
22時から5時までの間は25%増しになります。
その上に、深夜は売上が少なく、何と、コンビニ強盗は悲しいことにアルバイトが売り上げを盗むという事もあるのです。
こういった強盗のためにコンビニは会社で一括して保険にはいっていますが、事件が続出すると、保険料が高くなってしまいます。
しかし、従業員を2人雇えば、高い人件費です。
これでは、オーナーが困る一方になります。
そこで、コンビニ側は、夜中は清掃業務、納品に集中する対策を打ち出しました。
しかし、開けておいて、その業務ということで、コンビニ強盗が多発したのです。
それを防ぐために人を増やすとなれば、人件費が掛かりますが、それに見合った売り上げは見込めません。
このように、考えると、24時間営業の意味はあるのでしょうか。
売上が伸びなくなり、人件費等も大変で閉店するというコンビニも少なくありません。
そろそろ、24時間営業のしわ寄せを考えるべきはないでしょうか。