運転代行サービスとは?
運転代行サービスは、自動車運転代行業と呼ばれています。自動車を代理で運転するサービスを行う仕事で、主に夜にお酒を飲んでしまった運転手の代わりに車を運転することが多いです。しかし、仕事は夜に限られているわけではありません。何らかの理由により車を運転することができなくなっている利用者に代わり、運転代行業者が、利用者の車を運転し、目的地まで車と依頼者を送り届けるというサービスになります。
運転代行が誕生したきっかけは諸説ありますが、1950年ごろからあったのではないかと言われているようです。戦後建設された黒部ダムは、とても大規模な建設現場でした。完成までには7年もかかり、建設にかかわった就業者は1,000万人もいたのです。この業務に従事していた人が、休日に宿舎から出てお酒を楽しんだ帰り、飲酒運転にならないために運転代行サービスが開始されたと言われています。
運転代行サービスはどのような仕組みなのか?
運転代行サービスは、担当のドライバーが2人依頼者の元を訪れます。一人は依頼者の車を運転し、もう一人は自社の車を運転します。自社の車が必ず随伴しなければならないという決まりがあるので、必ず2人体制で業務を行っているのです。依頼者は、自分の車に乗り、運転代行業者に車を運転してもらいます。目的地まで車と依頼者を送り届けたら、随伴していた車に2人で乗り、事務所へ戻ります。タクシーの場合は、タクシー会社の車にお客様を乗せて目的地まで行きますが、運転代行では、代行業者の車に依頼者を乗せることはありません。依頼主の車を運転するドライバーは、第二種免許を取得しています。
運転代行サービスの利用方法は?
運転代行サービスの利用方法は、運転代行業者により異なります。多くの運転代行サービスでは、電話で依頼することが可能です。電話1本で依頼主の元に来てくれます。最近は、アプリで運転代行を依頼できるサービスも作られているようです。利用しやすい方法で依頼しましょう。
運転代行サービスは夜以外も使える
運転代行サービスの主な利用者が、お酒を飲んでしまったドライバーということがあり、運転代行は夜しか使えないというイメージを持っている人も多いです。しかし、運転代行は日中も使うことができます。利用される例として、レジャーの帰り道があります。沢山遊んで疲れた後の運転は、危険を伴うことがあります。
運転したくないな・・・と思う人もいるでしょう。そのような時、運転代行業者に運転をお願いすることができます。また、朝早く出かけなければいけないけれど、眠くてたまらない・・・もう少し眠りたい・・・そんな時も運転代行業者に運転をお願いできます。また、運転中に体調が悪くなってしまったというような場合も運転代行業者に代わりに運転してもらうことが可能です。このように、夜に限らず、早朝や日中も運転代行は依頼できるのです。