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  3. コンビニ深夜営業禁止に対する世論調査
コンビニ 世論

コンビニの深夜営業についての世論調査内容について

live doorニュースでは、コンビニの深夜営業廃止についての世論調査がありました。
その結果は、禁止に賛成40%、反対60%という結果でした。

2008年、京都市内では、市内中心部のコンビニの深夜営業を禁止することになりました。
規制の目的は、景観への配慮、温暖化ガス削減が目的です。
その当時、すでに長野県の軽井沢町では、このような規制が行われていましたが、都市部での規制は京都市が初めてでした。

当時としては、大きなニュースでした。
今後、京都市に見習う地方自治体が出てくる可能性もあったからでしょう。

コンビニの深夜営業については、当時から賛否両論はありました。
ずっとお店が開いているということで環境面が悪化するという懸念、車等の騒音、コンビニで買ったお菓子等の袋や空のペットボトルというゴミの発生、強盗が入る可能性があるという危険性から、規制すべきという意見があったのです。

しかし、その一方で、規制してしまうと何らかの事情で深夜勤務をしている人の労働環境が悪化してしまうこと、コンビニの深夜勤務希望者の削減ということも指摘されました。
また、強盗等の懸念とは別で、深夜に何かのトラブルに遭った女性の駆け込み先として、深夜営業のコンビニが注目されていましたので、そのような場所がなくなってしまう事の懸念が叫ばれました。

賛成、反対の意見を検証しよう

ここで、投票した人達の声はどのようなものであったか、見ていきましょう。
まずは、深夜営業を禁止すべきではないという人の声です。

「コンビニはどんなことにおいても便利なので、深夜営業を深夜営業を禁止しないでほしい、むしろ、コンビニ以外の自販機等を禁止すべきでは。」という意見。
「エコロジーの点でいうならば、コンビニだけでなく、鉄道、タクシー、テレビなど、深夜に活動しているものすべてを禁止すべき、コンビニのみというと弱いものいじめに思える」という意見。「企業判断に任せればいい」「深夜営業をやめても、保冷ケース等で電力を消費しているのだから意味ない」という意見。
「一人暮らしの女子にとってはあの明かりが頼り」「エコだけで納得させるのはおかしい」「牛丼チェーン、ファミレスは24時間営業なのに、コンビニだけやめるのはおかしい」という意見です。

次に、禁止すべきという人の声です。
こちらは、どんなものでしょうか。

「個人的な利便性や利益のために24時間、開いているというのは、環境を壊していくよう。」とか、「夏は不良のたまり場になる、車の往来が困る、賛成の人の意見は自己中心的、夜は寝るのが自然、。」とか、「治安が悪くなった。」、「お客さんがいないからムダ。」、「便利というだけで現状維持しているのも残念。」などの意見がありました。

利便性、エコなど、様々な観点からの意見があり、当時から24時間営業の是非が問われていたのです。
地に足を付けた議論が必要なのは、当時からずっと続いています。

カテゴリー: コラム