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  3. セブンイレブンが24時間営業を続ける理由
セブンイレブン

セブンイレブンは24時間営業を続ける

セブンイレブン社長、古屋一樹氏の話です。
主に、ロイヤリティ―の引き下げについて、24時間営業についての思いを語っています。

セブンイレブンは2017年9月、加盟店から徴収するロイヤリティーを一律1%引き下げました。
因みに、ロイヤリティーとは、経営指導料です。

この引下げにオーナーの人達から、喜びの声が届いているとのことで、大方のオーナーからは、よろこばれているようです。
引き下げになった分は人件費に充当しても良いのですが、できれば、店員の働きやすい店作りに使ってほしいと言うのが、社長の思いになります。
そのような店になれば、客足もどんどん伸びるということでしょう。

そして、社長が良く使う「拡大均衡」という言葉があります。
この「拡大均衡」は、社長が経営方針を語るのに、欠かせない言葉です。
どのようなことかといいますと、一軒一軒のお店の売り上げが順調になるように積極的に働くという事に、代表されるような様々な意味合いを含んだ言葉です。

たとえば、今まで5個しか売れなかったおでんの具を、積極的に声掛けをして、その倍、売れるような目標を掲げて頑張るというようなことです。
そうすることで、店舗ごとの売り上げも増えるでしょうし、従業員も頑張ったということで、目を見張るような嬉しい変化があるでしょう。
年々伸びている店舗数ですが、ますます伸ばしていきたいと社長は、言います。
それといいますのも、朝起きてから夜寝るまで開いていると言う店があれば、お年寄りや働く女性が増えている昨今、必要だからです。

ここで大事なのは朝起きてから夜寝るまでという事です。
お年寄りは朝早く起きて、おにぎりなどを買うかもしれませんし、共働きの主婦が夕方、お惣菜を買って帰る事も出来ます。
遠い店に行って、重い荷物を持って帰るということをしないで済みますし、その他の点においても、本当に便利です。
24時間営業で、このように四六時中頑張る人や社会的弱者のお年寄り等、助かる人が多いという事でしょう。

具体的な経営手法はどんなもの?

セブンイレブンの「経営手法」は「加盟店ファースト」」であると、社長は言います。
加盟店のオーナーさんたちが、「セブンイレブンに加盟してよかった。」と言えるような店舗を目指しているそうです。

個々の店の売り上げには差があります。
その地域性や利便さにも、左右されるのでしょう。
それはそれで、仕方のないことですが、本部だけでなく、個々のお店の売り上げの方も大事にしたいと社長は言います。

一軒一軒を周り、その店舗の売り上げ増のためにアドバイス等があれば、加盟店もがんばるでしょう。
確かに本部は年々売り上げを増やしていますし、加盟店の利益ものびています。

ただ、売り上げに差があるということは気になるようです。
本部の方でも、立地条件がよくなかったら、ビルド&スクラップを進め、駐車場の広さも調整する等の工夫が必要であるということを社長は、経営手法として、考えています。
そのような戦略を取れば、まだまだ、売り上げは伸ばせそうです。
コンビニ業界の大手のセブンイレブンらしい発想でしょう。

カテゴリー: コラム